
以前、「SAO(ソードアート・オンライン)」シリーズの国内累計発行部数が1000万部を突破したという記事を書きました(記事はこちら)が、今回は「SAO」よりも前に国内累計発行部数が1000万部を突破していた人気作品「とあるシリーズ」より、「とある魔術の禁書目録(インデックス)」の魅力を多少ではありますが書いていこうと思います。
初めて買ったライトノベル
この作品は私が初めて購入したライトノベルでした。
きっかけはアニメから。自己紹介でも書いているように、基本的に周回遅れでアニメを見ている私がパソコンで作業しながらYoutubeでアニソンメドレーを聴いているとよく流れている「only my railgun」。
なんか最近よく聴くなぁ~なんて思って調べたのがきっかけ。曲自体は「超電磁砲(レールガン)」の曲ですが、まずは「禁書目録(インデックス)」から見てみることに。
そこからI→II→ヤバい面白いぞこれ、なんだライトノベルだと続きあんのかこれよし買おう、どうせ買うなら取りこぼしの無いように1巻から買おう。
↑ というまんまと術中にはまったパターンにて一気に当時の最新刊「新約 とある魔術の禁書目録(2)」(←そう、かなりの周回遅れ)まで見て、現在も順調に購入している次第(電子書籍のほうで)。
とあるシリーズの魅力
キャラの詳細な魅力やストーリーの魅力は今後書くとして、ここでは大雑把な魅力について書いていこうと思います。
数多く登場する魅力的なキャラクター
主人公である「上条当麻」、別作品「とある科学の超電磁砲(レールガン)」の主人公「御坂美琴」、学園都市最強「一方通行(アクセラレータ)」をはじめとする魅力的なキャラクターが「とあるシリーズ」には数多く登場します。キャラは話が進むによって本当に多くなる、しかも個性の強い面々・・・多分、好きなキャラが1人もいないってことにはならないでしょうw
ただキャラが多いだけではなく、そのキャラが各々持っている個性、そして信念を貫く。一種の「このキャラはこうであるべき」を貫いているところが魅力の要因になっていそうです。
3種類のヒーロー
1.「誰に教えられなくても、自身の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者」
2.「過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者」
3.「誰にも選ばれず、資質らしいものを何一つ持っていなくても、たった一人の大切な者のためにヒーローになれる者」
上記の3種類のヒーローの視点から描かれていく物語は、読者を時には尊敬や憧れを抱かせ、時には蔑みながら、それでも応援したくなる感情を抱かせ、時には共感し、純粋に応援したくなる感情を抱かせてくれる。
様々な視点からの物語は「必ずしも正義の形は1つじゃない」ことを理解させ、作品としての魅力を向上させている要因になってそうです。
敵?味方?
とある魔術の禁書目録では簡単に言うと、「昨日の友は今日の敵」「昨日の敵は今日の友」という風潮があります。むしろ主人公の「上条当麻」と1回も闘っていないキャラクターのほうが少ないのではないだろうか・・・?
それは上条当麻が「とある魔術の禁書目録(7)」でオルソラ救出後に病室で言った、
「多分、今度アニェーゼが助けてって言ったら俺は助けに行くぞ。今回はたまたまアイツが悪かったけど、アイツがこれからもずっと悪くあり続けなきゃいけないなんてルールはどこにもないんだからな」
引用:とある魔術の禁書目録(7)
という信念で主人公が動いているからに他ならない。
一時の敵対で絶対にそのキャラが敵となるわけではない、次回は味方で、その次はまた敵で・・・と、複雑に絡み合う人間関係のバランスも読者をワクワクさせてくれる要因になってそうですよね。
蛇足
微妙な考察を続けていたらとても長くなってしまった・・・本当は自分の好きなキャラクターや新約10巻の軽いレビューなんかも入れようと思ったのに・・・それはまたの機会にしよう。