昨今、日本のソシャゲ業界で二強と言ってもよいタイトルが「モンスターストライク」と「Fate/Grnd Order」です。
年間売上も各タイトルが1,000億円をオーバーする爆発的な人気ゲームになっています。
スマホでいつでもどこでも手軽にゲームが出来る。ゲーム好きな人にとっては便利な世の中になったものです。
家庭用ゲーム時代と比べゲームする人口も市場規模も大きくなった反面、いつも聞こえてくるのが「ソシャゲは時間の無駄」「ソシャゲは面白くない」という声。今回は自分なりの意見をまとめてみたいと思います。
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家庭用(コンシューマ)ゲームとソシャゲ(スマホゲーム)の違い
まずは両者で決定的に違うと思われる内容を記載していきます。
推測され得るゲームにかける金額
何よりもまず一番違うのがこれ。
昨今のコンシューマゲームにも基本プレイ無料のゲーム(Fortnite等)やDLC(ダウンロードコンテンツ)として追加1,000円~3,000円くらいで物語の続きをプレイ出来るものはありますが、基本的には売切りに近いイメージなので、ユーザーがある程度の推測が出来るくらいの出費の上限があります。
一方ソシャゲは主に基本プレイ無料で、その後にキャラや武器を手に入れるためにガチャ、つまりは課金するというシステムが多いです。
かなり極端に言ってしまえばソシャゲは「最後まで無料で遊ぶことも可能なゲーム」ではありますが、「家庭用ゲームソフトが何本も買えるくらいお金のかかるゲーム」でもあります。
力の差がはっきりと出る
家庭用ゲームはガチャ課金でキャラを取得したり強い武器を手に入れるということが(基本的に)無いので、対戦型ゲームなんかは自身のやりこみ度やPS(プレイヤースキル)で対等に戦えます。
一方、ソシャゲにもPvP、GvG要素のあるゲームは多くリリースされていますが、ざっくり言ってしまえば「課金力の差」でやりこみ度やPSを覆して勝利することが出来ます。
- 家庭用ゲーム…時間、PS>>>>>>>課金
- ソシャゲ………課金>>>PS>>>>>時間
もちろん、対戦型ゲームでも種類によってはその限りではありませんが、基本的にはこのような構図です。
ソシャゲの特徴
前項目は家庭用ゲームとソシャゲの比較でしたが、ここからはソシャゲの特徴を上げていきます。
平等には決してなり得ない
先ほど述べた通り、課金力の差でやりこみ度やPSを覆して勝利することが出来るのがソシャゲです。
各々の課金額が違う以上、平等なゲームは確実に出来ません。
また、大半のソシャゲのガチャには排出確立というものが存在し、お目当てのキャラ(や武器)を手に入れるための課金額が確定していません。
中には「〇〇連でこのキャラ確定!」というゲームもありますが、1回で出る人もいるし〇〇連でようやくお目当てが手に入る人もいます。その両者の「課金額には大きな差があるにも関わらず、力は同じ」という不平等な結果が生じることも多々あります。運なので仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・
・・ならば無理して課金する必要はなくて、遊べる範囲でやれば良いんじゃないの?
人権キャラガチャ
遊べる範囲でやれば良い。確かにそうです。が、なかなかそう出来ないこともあります。
これは特にGvGと呼ばれるギルドバトルを採用しているゲームにありがちです。
ギルドバトルのゲームでは、20人 VS 20人や50人 VS 50人で対決するようなコンテンツがあるのですが、いわゆる人権と呼ばれるキャラがギルドに在籍するための条件だったりします。
それまでギルドで頑張っていたのに、ある日突然、人権と呼ばれるキャラが排出されるガチャが期間限定で登場
↓
課金するも排出率の運により出ない
↓
今のギルドの在籍条件を満たせなくなった
↓
今まで一緒に頑張ってきたギルドを脱退(もしくは除名)・・・そして引退・・・
のようなケースになり得る可能性も含んでいるのです。
少し長くなってしまったので続きは次回。次回はユーザー層の違いや目的別に楽しめるソシャゲなども紹介できればと思います。