漫画・ノベル

マンガ大賞2014 2位「僕だけがいない街」が面白い

ブログを始めて偏った作品ばかり紹介していたのでここいらでひとつ、新たな作品を紹介したいと思います。

紹介する作品は三部けい先生「僕だけがいない街」

「このマンガがすごい!2014」にランクインし、マンガ大賞2014では「乙姫語り」に次いで2位となった作品なので、ご存じの方も多いと思います。

私は単行本を購入して追っているのですが、ただいま4巻まで発売されております。4巻でちょうど一段落終わったところかな?という感じで、続きが非常に気になる作品です。

作品のジャンルとしてはサスペンスです。ただそこに主人公の持つ力(能力バトルものではありませんので、あしからず)、「再上映(リバイバル)」が発生することによるタイムリープ・サスペンスという位置づけになるかと思われます。

再上映(リバイバル)って何?

主人公「藤沼悟」の持つ力。再上映(リバイバル)が発現した前後で起こる「事件」の原因が取り除かれるまで、「事件」の直前の場面に何度もタイムスリップしてしまう現象のこと。つまり当人の意思とは無関係に起こるタイムリープの中で藤沼悟は「事件」の原因を発見し、改善しなければならない。

あらすじ

主人公「藤沼悟」は漫画家を夢見る28歳の東京在住の男性。出版社に漫画を持ち込んではいるものの、なかなか思うような結果が得られていない状況で、ピザ屋でバイトを行っている。度々起こる再上映(リバイバル)に不満を持ちながらも日々を過ごしている。

故郷は北海道にあり、再上映(リバイバル)の影響で悟が事故に遭ってしまった知らせを受けた母「佐知子」が上京したところから物語は動いていく。

佐知子が上京している中、悟は再び再上映(リバイバル)を起こし、母と共に「事件」の原因を探す。悟は気付かなかったが近くで子供の連れ去り事件が起ころうとしていたのだ。佐知子はそれを未然に防ぐことに成功する。

 

話は、悟の小学校時代へ。

その当時、悟の友人・クラスメイトが殺害される事件が起こっていた。

容疑者として捕えられたのは悟の友人(年上)の青年。佐知子は当時テレビ局の報道部に属しており、真犯人は別にいると考えていたが、とある理由から事件を追及するのを辞めた過去があった。

 

そして話は現代へ。

子供の連れ去り事件を未然に防いだ佐知子は、その人物から昔の真犯人の正体に気付く。しかし真犯人も佐知子の存在に気付いていたため、佐知子が正体をばらす前に佐知子を殺害。死体の第一発見者である悟を上手く犯人にしたてあげることに成功する。

悟は佐知子の死体発見後、再上映(リバイバル)が起きることを願うが佐知子の死の直後でしか再上映(リバイバル)は起きない。

そして警察に追われる悟はもう一度強く念じた時、再上映(リバイバル)は起きる。

しかし再上映先は佐知子の死の直前ではなく、今まで経験したことがないほど長い過去、小学校時代だった・・・

 

 

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