「新約 とある魔術の禁書目録(11)」
10月発売の前に、10巻のレビュー

[新約11巻レビューはこちら]

前回、「新約 とある魔術の禁書目録(11)」の発売が10月に発売されることを記事にさせていただきました(その記事はこちら)が、発売される前に10巻のレビューでもたらたらと書いていこうと思います。

ネタバレ等ありますので見ていない方は1番下に「新約1~10巻セット」のリンク張ってますので覗いてってください(宣伝乙)。

 

まあ結論だけ述べるなら、オティヌス株爆上げということですが。

また、とあるシリーズの考察なんかもちょいちょいやっておりますので、宜しければこちらからどうぞ。

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レビュー的には9巻終わりからになりますが・・・

9巻で様々な形に世界を作り上げ上条当麻の心を折ろうとしたオティヌス。
上条当麻と気が遠くなるような時間を過ごし、最終対決で自らの手で上条当麻を殺害したオティヌスでしたが、元の世界に帰る意味を考える。
オティヌス自身の元の世界、そこでオティヌスが望んでいたものは何だったのか?
そこでようやくオティヌスは「自分を理解してくれる人」を欲していた自分に気が付きます。元の世界にそんな人がいるかどうかわからない・・・その理解者として今までの人生で該当するのは先ほど自分の手で殺害した「上条当麻」。

魔人である自分が一瞬でも理解者を得たことへの代償とし、オティヌスは「理解者」の望んだ世界へ戻し、そこで朽ちる選択をする。つまり「上条当麻」の世界へ戻し、世界を脅威に晒した人物として殺される道を選ぶ。

しかし「理解者」となった上条当麻がそれを許すはずもなく、かといって仲間(インデックスや美琴、バードウェイやレッサー含める人類)に状況を説明することは不可能と判断した上条当麻は一時的に今までの仲間を敵にしてでもオティヌスを守る決意をする。

そして10巻・・・

上条当麻とオティヌスは「魔人の無力化」を行うため、必要となるデンマークの古城にある『ミミルの泉』から魔神の片目を取り出しに向かいますが、基本的にはその道中で今まで味方だった全世界の強者が立ちはだかります。
つまりは「今までのボスキャラ全員いらっしゃ~い」状態。

VS.一方通行
VS.アニェーゼ率いるローマ正教
VS.サーシャ&ワシリーサのロシア正教コンビ
VS.アックア&キャーリサ&騎士団長(ナイトリーダー)&神裂火織
VS.マリアン
VS.アメリカ軍
VS.ファイブオーバー ガトリングレールガン
VS.御坂美琴(ツンデレゲコ太)
VS.インデックス&バードウェイ
VS.シルビア&ブリュンヒルド
VS.雷神トール
VS.???

ラインナップからいくと、「あらゆる角度から上条当麻を追い詰める人選」といった感じでしょうか。

まずは学園都市最強の能力者から始まり、魔術という枠から最大宗派として数で圧倒出来るローマ正教、そしてロシア正教イギリス勢グレムリン残党世界の警察アメリカ軍学園都市最強の機械最も身近にいた者たち聖人、そして絶対に勝つ能力を持つトール・・・

様々な視点からの力

これらの闘い、全て見終わった後に私が感じたのは、
「これまでの上条当麻という男の集大成」
を表す闘いだということです。

何が言いたいのかと言うと。殴り合いだけでいうと結構負けてるんですよねこの勝負。

アニェーゼには逃がしてもらっている形になっているし、神裂の性格を見込んだ博打を打ってるし、アメリカ軍にも見逃してもらっているし、ファイブオーバー相手には結果的に美琴に助けてもらってるしその美琴には負けてるし。

単純に殴り合いで勝っているところもあるんですが、それだけではこのミッションはクリア出来ない。それ以外に必要だったものは、闘った際の判断力なんかもそうですが、見逃してもらえる信頼力、自分の感じた思惑に100%賭けることの出来る決断力交渉力など・・・単純な暴力だけでない力、上条当麻という男が持っているもの全ての力を使って闘う必要があるラインナップだったなぁ・・・と。

「・・・・・・今のオティヌスは、混じりっ気なしに世界の恐怖を一点に集める存在です。私も含めて、たったの一人も彼女を擁護しようとは考えないくらいに。少なくともそういう風に広く信じられている。」

と、アニェーゼが言っているのにそのアニェーゼが上条当麻とオティヌスを逃している。世界の恐怖を乗り越えるくらい上条当麻なら信頼出来る、ということではないでしょうか。

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「初めて勝てたけど・・・・・・思ったよりも虚しいわね、これ」
↑やっぱりこのシーンは心にくるものがありましたわ。

 

そしてVS.???

目次で見た時から正直なんとなく予想がつきそうなこの感じ・・・やっぱり最後の敵は「オティヌス」自身。

本当に自分は助かってしまっていいのか?そのために、上条当麻が憎悪の渦に放り込まれるのはありなのか?

「ああ・・・・・・やっぱり、私にはできないよ」
「私には私を救う事なんてできないよ」

これまで気が遠くなるほど闘い、最後の最後までオティヌスに勝ったことのない上条当麻。

土壇場でオティヌスに勝利します。オティヌスを(ギリギリ)救うことが出来ました。

やっぱり上条さんは自分の為に闘っているときより、人の為に闘ってるときのほうが強いんだなぁ・・・

 

そしてフィナーレ。

「約束しただろ・・・・・・
世界のすべてと戦ってでも、俺がお前を助けてやるって・・・・・・」
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「私はさ。その言葉を受けた時にはさ、もう、きちんと救われていたんだよ。」
↑このへんで涙腺緩む。

というところで10巻のレビューはお終いです。

 

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